銀行の投資信託を買ってはいけない3つの理由

2020-01-25 0 投稿者: Bob

普段旅行関連のブログを書いている私ボブでございますが、新たなジャンルで記事を書いてみたいと思い、投資関連の記事を取り扱ってみたいと思います。

というのも、私は昨年まで銀行で投資信託の販売をやっておりました。

ネットではすでに多くの情報が出回っておりますが、これから投資を始める方や銀行で実際に投資信託をされている方に役立つ情報が提供できたらなと思い体験談を交えながら記していきたいと思います。


銀行の現状

ご存じの方も多いと思いますが、2016年に日本ではマイナス金利政策が採用されました。

これは、皆さんがお金を預ける銀行が、中央銀行の日本銀行に預けるお金に対してマイナスの利息を適用するという政策です。

これにより銀行は、預金を集めて日本銀行に預けることで収益を上げるという手法がとれなくなりました。

オーバーバンキング(銀行が多すぎる)ことによる競合もあり、貸出による利ざや(利益)も減少傾向が続いています。

2019年3月決算の数字では、地域銀行の7割は減収傾向となっているようです。

銀行収益減少記事へ(2019.6)

さて、預金を集めて企業に貸し出すといったビジネスモデルが収益を生まなくなった銀行はどのように対策をしてきたのでしょうか。

銀行のおじさんたちがそこで目をつけたのが資産運用サービスによる手数料収入の増強です。

銀行が手数料ビジネスを何故強化するのか

販売した瞬間に手数料が収益として入ってくるから

この1点です。投資信託を買ってくれた人が将来損をしても、銀行は儲かっています。

利息のように時間がたつのを待つ必要がなく、銀行にとっては素晴らしいことですが、消費者(銀行ユーザー)としては銀行の投資信託はメリットがない

という事をお話ししたいと思います。


これが今日皆さんにお伝えしたい事です。


デメリット1:手数料が高い

資産運用をするうえで重要な、コストから説明しましょう。

投資信託のコストは主に3つあります。

販売手数料:販売した銀行や金融機関あて
信託報酬:運用する会社
解約時手数料(財産留保額):運用する会社

上記のコストを支払ってでも基準価額が上昇すれば、それが皆さんの収益となります。

商品にもよりますが、銀行の投資信託は販売手数料2%(税抜き)をとる商品もあります

これは100万円の投資をした時に、2万円が手数料として抜かれるため入りの段階で2%の損をしていることになります。

今、ネット証券を含め何が起きているかというと「販売手数料の無料化」です

販売手数料のかからない投資信託を「ノーロード投信」と言います

ネット証券各社は、顧客基盤を拡大するためノーロード投信を充実させました。

ネット証券手数料無料化記事

たかが2%と侮ってはいけません。今銀行の円預金で2%つくものはありませんから、コストを抑えた投資を検討してみましょう。

もちろん必ず損をするわけではありません。

2011年の東日本大震災時の日経平均株価が約8,000円、現在の同株価はは24,000円近くまで上昇しています。

仮にこの期間日経平均に連動する運用をしていたら、2%支払っても、信託報酬を支払っても大きな収益となっているのは間違いありません。

2%を払ってでもその人から買う価値がある

そう思わせてくれる銀行員がいるなら銀行から買ってもいいと思います


デメリット2:手続きが面倒

銀行のよくないところは、デジタル面が極めて弱いところにあります

現在、フィンテック業界の新興企業にそこを突かれ、いつか銀行ビジネスを奪われるのではないか

そんな空気が銀行業界には流れています

実際銀行で投資を始める際にも、まずは窓口に来店して書類への記入をお願いしますといったところが多いのではないでしょうか

最近はようやく各銀行のインターネットバンキングも強化されてきましたが、まだまだアナログに頼り、不便なところは残っているように思います。


デメリット3:銀行員の能力や販売体制

先ほど説明した通り、銀行員の本業は一昔前まで融資業務(貸出)でした。

資産運用は元々、彼らの範疇ではないのです。

そして、銀行員は預金業務や融資業務についても取り扱いや行内規則、コンプライアンス等膨大な資料を叩き込む必要があります。

その結果、資産運用は今や銀行にとって収益の柱にしたいビジネスでありながらも、現場では膨大なその他業務に手がかかり人材育成が追い付いていないというのが現状ではないでしょうか。

投資をビジネスにするからには少なくとも

現在の経済状況、今後の見通し、為替の見通しや政治等に精通した人材を育てる必要がありますが、恐らくそこまで目を通せている銀行員は多くはないと思います。

都市銀行の専門部署であれば専門的な人材ももちろんいることでしょう。

しかし、地方銀行や信金信組、さらには最近問題となっているゆうちょ銀行などの現場でしっかりとした知識をもった販売員が揃っているのかは果たして疑問です。

アフターフォロー体制もしっかりしているとは言えないでしょう。

銀行としては、収益を生まない業務をやりたくないといったのが本音です。

余剰資金が潤沢な方であれば残りの預金を目当てにコンタクトされることもあるかもしれませんが、お金のない方には販売後にパタッと訪問が途絶えるなんてこともあるかと思います。

銀行の販売体制にも問題があります。

今や銀行は非常に追い込まれた存在です。

マイナス金利が長期化し、銀行同士の競合、キャッシュレス経済とフィンテック企業の台頭、そして少子高齢化による見通しのの暗さなどなどにより、

企業としての稼ぐ力がとても弱体化しています。

長い目で見て取引先の育成をするといった、そんな余裕はありません。

半期ごと、もしくは年度ごとのノルマが各支店に割り振られ、行員が期ごとのノルマ達成に向けて東奔西走するといった短期目線の経営がなされています。

その結果、本当に今が売るタイミングなのかといった検証はされません。

市況が過熱していようが、低迷していようが関係なく高額預金者に対してセールスをかけています。

特に、3月と9月には投資信託の販売が伸びるといったデータがあります。

これは市況が魅力的な水準になったというよりは、いかに銀行が自分たちの都合を押し付けているかを表しているのではないでしょうか。


まとめ

銀行で投資信託を買うデメリットを説明しましたが、投資信託自体はまだまだ魅力的な投資手法だと思います。

私はネット証券を利用しています。

手数料水準はもちろんですが、レポートの作成量、そして手続きがネットで完結するなどデジタルに対応できる世代の人には銀行での投資と比べて大きな効率性・利便性を備えています。

商品や説明もとても充実しているので、是非ネット証券を検討してみてはいかがでしょうか。

是非ご参考にしてもらえたらうれしいです。

ありがとうございました。